プライバシーポリシーってなんの為?~近年増えている問題について~

プライバシーポリシーについて知ることで、消費者が事件・事故に巻き込まれることになっても法的に守られることに繋がるのでトラブルを迅速に収束させられます。
インターネットで個人情報が無断で公開されることも近年増えている問題です。

あり得る状況

自分の名前をネットで検索をしたら、あるウェブサイトに自分の氏名から住所、勤務先、家族の名前まで掲載されていることもあり得るようです。
この情報をすぐに消してもらいたい、そうした場合にはどうすればいいのでしょうか。

対処法

個人の氏名、住所などをウェブサイトに無断で掲載することは、プライバシーポリシーに反しています。侵害に当たりますから、ウェブサイトの管理者などに対して削除を求める方法がいくつかあります。

インターネット上の記載とプライバシー権

プライバシーの権利とは『他人に知られたくない私的事項をみだりに公開されないていう法的利益ないし権利』になります。プライバシーポリシーも同じ意味合いです。住所、氏名、電話番号といった個人情報は、私生活上の事柄でもあります。本人の意に反してこれらをインターネット上で公開することはプライバシーポリシーの侵害となります。

ウェブサイトの管理者に削除を依頼

掲載されてしまう個人情報を削除するには、ウェブサイトの管理者に依頼するのがもっとも簡単で直接的な方法です。管理者のアドレスに、掲載された情報の削除を求めるメールを送ります。後日の争いを避けるためにも、どこを削除すればよいのか相手にはっきり分かるよう、特定することがポイントです。

プロバイダ責任制限法について

問題のウェブサイトにサービスを提供しているプロバイダ等に対し、削除を求めることも考えられます。インターネット上の情報の流通により権利侵害が発生している場合、プロバイダ等は権利侵害を主張する者から要求があれば、一定の条件下で情報を削除できます。これは専門的にいえば、特定電気通信役務提供の損害賠償責任の制限ならび、発信者情報の開示に関する法律にあたります。もしもウェブサイトが個人情報取扱事業者によるものであるのなら、個人情報の保護に関する法律に基づく情報の消去請求が可能な場合があります。

法的手段で対抗

ウェブサイトの管理者の中には、削除依頼に応じないケースも少なからずあります。これに関しては、プライバシー権の侵害による不法行為に対する差止請求としてウェブサイト上の個人情報の掲載について削除を求めたり、削除を命ずる仮処分を裁判所に申し立てることを検討します。このような場合に備え、ウェブサイトの掲載内容や削除依頼のメールなどは保存しておきましょう。

安全・品質

私達消費者は、商品やサービスを利用していますが、これらを選択、購入するための情報は友達や家族からだけでなく、テレビやコマーシャル、販売員の説明、さらにインターネットわ、利用した情報検索、商品やサービスについている表示やマークになります。安全に関するマークや品質に関するマークがあるように、プライバシーポリシーという表示をしっかり確認しましょう。大概、プライバシーポリシーは公式ホームページ上でも掲載されていますし、架空請求などのセキュリティ情報に関しても掲載されており、随時更新されているかも併せて確認しましょう。

個人情報の取扱について

様々な商品・サービスを提供する業者も、個人情報保護への取り組みをしっかり表明しています。例えば、個人情報の利用目的についてチェックしてみれば、収集した情報は取得や利用の形態に応じて通知、公表を適切に実施しています。具体的には、購入した商品・サービスの配送や設置、カタログやダイレクトメールを送付するために利用されます。個人情報の開示・提供については、同意を得ていることがポイントですが、個人情報を第三者に開示・提供することはありません。